技術者教育認定の国際的相互認証


JABEEは技術者教育認定の国際的枠組みとして、工学系ではワシントン協定、情報系ではソウル協定、建築ではキャンベラ協定*に加盟し、それらの協定の考え方に準拠して設定した基準に基づき審査を行っています。(*暫定加盟)

ワシントン協定とソウル協定に加盟

「JABEE設立の経緯」に示すように、金やモノばかりでなく、技術や人材が国を超えて流通していく中で、教育も国際的な相互承認と競争が同時進行しています。20世紀末から、“技術の専門職能資格の相互承認”と“技術者教育認定の相互承認”の連携が検討されており、将来の全面的相互承認を目指して協定が結ばれています。

技術者教育認定の国際的相互承認は、1989年のワシントン協定創設によって始まり、その後環太平洋圏を中心に加盟国が増加しています。なお、ワシントン協定への加盟は1国1団体に限られ、かつ非政府系団体であることが条件となっており、日本においてはJABEEが加盟しています。

ワシントン協定は、将来的には、加盟団体が認定した技術者教育プログラムの修了生に対し、自国のプログラム修了生と同等の専門職能の入口となる資格を付与できるようにすることを視野に入れています。その前提として、各国の認定団体が認定している技術者教育のシステムとその質が実質的に同等であることが必要であるため、「教育の質保証の同等性の相互承認」が協定の趣旨となっています。最近では、留学を国費扱いとするには、ワシントン協定加盟団体が認定したプログラムへの留学を条件とする国も出てきています。

その後、ワシントン協定に近い内容で、情報系専門教育についてのソウル協定が2008年に設立されており、JABEEも創設時から加盟しています。
また、2014年には建築教育認定団体の国際的協定であるキャンベラ協定へも暫定加盟を果たしました。現在、正式加盟を申請中です。
これらの国際協定の詳細については、国際連携のページをご覧ください。