技術士への道

認定プログラムの修了者が技術士となるための道筋

JABEE認定制度と技術士制度の関係

”技術士”とは

技術士制度は、文部科学省が所管する、優れた技術者の育成を図るための国による技術者の資格認定制度です。そして“技術士”とは、技術士法に基づいて行われる国家試験(技術士第二次試験)に合格し、登録した人だけに与えられる名称独占資格1)です。
つまり“技術士”は、「科学技術に関する技術的専門知識と高度な応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため高い技術者倫理を備えていること」を国によって認められた技術者であり、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格と言えます。

1)名称独占資格とは、資格取得者以外のものにその資格の呼称およびそれに類似したり紛らわしい呼称の利用が禁止される資格のことです。

認定プログラム関係者各位

認定プログラム修了者への技術士資格制度の理解増進と普及のためのお願い

認定プログラム修了生の皆さんへ

技術士への道

技術士の第一次試験免除について

2004年4月より、JABEEが認定したプログラムの修了者は、文部科学大臣の指定を受けて技術士の第一次試験が免除されることになりました。また、2022年4月より、海外のワシントン認定プログラムの修了生に対してもJABEEへの申請により技術士の第一次試験が免除される制度ができました。ワシントン協定の詳細

技術士法によれば、文部科学大臣が指定した教育課程を修了した者は技術士補となる資格を有するとされています。この「修了した者」とは、「認定された教育課程の修了者(JABEEの認定プログラム修了者で文部科学大臣が告示した教育課程の修了者)」を指します。

よって、JABEE認定プログラム修了者は、文部科学大臣が告示した当該認定プログラムを告示に掲げる修了年月以降に修了した時点から「修習技術者」となります。「修習技術者」は技術士の第一次試験が免除され、必要な経験を積んだ後に技術士第二次試験を受験することができます。技術士第二次試験合格後、技術士登録をすることで、技術士資格を得ることができます。

技術士資格取得までのしくみ

JABEEプログラム修了生は、修了プログラムの部門にかかわらず、第二次試験はすべての技術部門を受験することができます。

技術士についてのお問い合わせは
公益社団法人 日本技術士会
担当:技術士試験センター
TEL:03-6432-4585へお願いします。

技術士を目指す皆様へ

修習技術者のための修習ガイドブック-技術士を目指して-第3版

修習技術者(JABEE認定課程修了者)のためのページ

修習技術者支援委員会

(日本技術士会では、修習技術者支援実行委員会を組織し、技術士第一次試験合格者とJABEE課程修了者(修了見込みを含む)の方々に対してガイダンス、研修講座の開催、情報提供などを行っています。)

よくある質問

ワシントン協定加盟団体認定プログラム修了者 ~認定から資格取得~

Q1. 実務経験は「いつから」算入できますか?
A. ワシントン協定加盟団体認定プログラムの修了者は、「職務上の監督者の下での4 年を超える実務経験」の経路の場合、「JABEE によるワシントン協定認定プログラム修了の認定書」に記載された日付(修了日)以降、監督者の下で働き始めてから算入できます。 (監督者の要件、その他の経路等、受験資格要件の詳細については、日本技術士会に ご確認ください。)
Q2. 「JABEE によるワシントン協定認定プログラム修了の認定書」が必要な理由は?
A. JABEE 認定プログラム修了と同等であること、技術士第一次試験合格と同等であることを JABEE が確認・保証したことを示すためです。 技術士会はこの「JABEE によるワシントン協定認定プログラム修了の認定書」提出がない申請者を、技術士補登録、技術士第二次試験受験に当たり、上記 Q1. の A. に該当する者と認めていません。
Q3. 技術士の試験、登録やその為のアクションを起す必要のあるタイムラインを教えてください。
A. 技術士試験、技術士・技術士補登録に関しては日本技術士会 技術士試験センターへ直接お問合せください。 また当ページの「技術士資格取得までのしくみ」 をご覧ください。なお、「JABEE によるワシントン協定認定プログラム修了の認定書」は、申請を受け付けて、審査を行い、発行は毎年3月末の年 1 回のみとなります。