IEA 国際エンジニアリング連合
技術者教育認定の国際的協定、技術者資格に関するフォーラムの連携を図るために2001年に結成された国際的な組織です。
IEAとは
International Engineering Alliance(IEA)とは、JABEEが加盟するワシントン協定を含むエンジニアリング教育認定に関する3協定、専門職資格認定の4枠組によって構成され、高等教育機関における教育の質保証・国際的同等性の確保と、専門職資格の質の確保・国際流動化は同一線上のテーマであるという観点のもと運営される国際エンジニアリング連合です。
エンジニアリング教育認定の3協定(ワシントン協定、シドニー協定、ダブリン協定)はそれぞれ修了時に求められる知識・能力の達成の設定が異なりますが、到達すべき事項として設置されている項目自体は共通の概念を適用しています。
Graduate Attributes & Professional Competency Profiles第4版翻訳文書の公開
国際エンジニアリング連合(International Engineering Alliance, IEA)は、エンジニアリングの教育と実践における質保証と国際的同等性の確保、流動性の向上を目的として設立された非営利の国際組織です。エンジニア、エンジニアリング・テクノロジスト、エンジニアリング・テクニシャンという相補的な職能・活動の範囲と権限を付与されたエンジニアリング専門職の養成を担う教育プログラムの質を保証するための教育認定の相互承認に関する3協定(ワシントン協定を含む)のエンジニアリング専門職が国境を越えて活動できるようにすることを目指す専門資格認定の相互承認に関する4 枠組みにより構成されています。
教育認定と専門職資格認定は一本の線上にあるとの考えの基に、IEAが指標として策定しているのがGraduate Attributes & Professional Competency Profiles(GAPC)です。この度、国際連合による持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals, SDGs)を反映すべく、ユネスコの支援のもとに、IEA と世界工学団体連盟(World Federation of Engineering Organizations, WEFO)との合同ワーキンググループによる協同作業として、幅広いステークホルダーの知見を取り入れる形で改訂が行われ、第4 版が2021 年6 月21 日に承認・同年9月に発効されたことを受け、JABEEを含む3 団体の代表を専門家に添え、協同作業の上、翻訳改訂版が作成されました。
JABEEを含む21のワシントン協定加盟団体の認定基準には、Graduate Attributes(修了生としての知識・能力)において求められている要件が学習教育到達目標等の基準関連文書に組み込まれ、反映されています。
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