審査員としての活動をお考えの方へ
学協会に所属されていない方
(2025.8.29)
日本の将来を担う技術者育成のために、あなたの経験を活かしませんか?
JABEE技術者教育プログラムの審査員を公募します。
【日本の未来を担う技術者育成に、あなたの力を】
日本の技術者教育は、産業界の変化や国際化の波に直面しています。そこで不可欠なのが、実際の現場や研究・教育の最前線で活躍されてきたあなたの経験です。日本技術者教育認定機構(JABEE)は、大学・高専などの技術者教育プログラムが、国際的な基準を満たしているかを審査し、認定しています。この活動は、未来の技術者が世界で活躍するための土台づくりに直結しています。しかし、この重要な役割を担う審査員は、残念ながら固定化しつつあります。未来を担う技術者教育の質を維持・向上させるためには、あなたの新しい視点と専門的な知見がどうしても必要です。
【審査員として活動する3つの魅力】
ボランティア活動であり、時間的な制約もある中、JABEEの審査員として活動することには、他では得られない貴重な経験とメリットがあります。
1. あなたの経験が、教育を変える力になる
企業の第一線で培ってきた専門知識や「社会が本当に求める人材像」を、教育現場に直接フィードバックできる機会です。教員の方であれば、他大学の多様な教育内容に触れることで、ご自身の研究・教育活動に新たな視点を取り入れることができます。未来の技術者育成に直接貢献できる、非常にやりがいのある活動です。
2. 専門家同士のネットワークが広がる
審査チームは、産業界や学術界など、異なるバックグラウンドを持つ専門家で構成されます。審査活動を通じて、同じ分野の第一人者と深く議論し、新たな人的ネットワークを築くことができます。
3. キャリアアップにもつながる
JABEEの審査員は、技術士会や学協会でのCPD(継続専門能力開発)ポイントの対象となる場合があります。また、審査員経験者は、産業技術系専門職大学院の認証評価員としても活躍する道が開けます。
【審査員の役割と活動の流れ】
審査員は、教育機関の教育目標、内容、成果を審査し、教育改善に向けた建設的な指摘を行う専門家です。単に問題点を指摘するだけでなく、教育の質を継続的に高めていくためのパートナーとしての役割が求められます。活動期間は、主に7月から12月にかけての約半年間です。プログラムから提出された自己点検書を調査し、その後、プログラム関係者との面談等を通じて、最終的に報告書を作成します。
ご応募いただいた後、すぐに審査員となるわけではありません。認定分野を担当する学協会が、ご経歴や専門性を考慮して選定します。
最初は審査研修員として、実際の審査チームに参加し、その後、副審査員、主審査員へとステップアップしていく流れとなります。
【応募資格と応募方法】
<対象者> 理工農、情報、建築分野の現役または退職された産業界のエンジニア、および現役・退職された大学教員など
<応募資格> * 学識または経験を有する方
・高等教育機関における当該分野の教員経験を有する方
・大学・高専等での専門教育を修了し、当該分野の業務に従事している方
・大学・高専等での専門教育を修了し、2年以上の実務経験を有する方
<応募方法>以下のリンクから、応募フォームに必要事項をご記入(記入例参照)の上、JABEE事務局 (office@jabee.org) 宛にご応募ください。
【お問い合わせ】
ご質問がございましたら、JABEE事務局(office@jabee.org)までお気軽にご連絡ください。
日本の未来を支える技術者育成に、あなたの専門知識と情熱を活かしませんか?
学協会に所属されている方
JABEEは、企業の方が技術者教育プログラムの認定審査の審査員としてご活躍されることは、社会全体やご自身の技術分野に貢献できることに加えて、次のような意義があると考えています。
- プログラムの審査をつうじて、エンジニアに必要な知識・能力を身につける教育方法に関する知見を得ることができ、自社の社員教育に生かせる。
- 実際に学生や修了生と面談する機会を持ち、また達成度評価方法を知ることによって、自社で社員を採用する場合の人物評価の目を養うことができる。
- 大学や高専の教員など他の審査員との出会いがあり、人脈形成の良い機会となる。
審査員としてご活動いただくには、ご所属の学協会のJABEE関連委員会や事務局に申し込んで所定の講習を受け、審査研修員候補者として登録していただく必要があります。次に審査研修員として審査チームに参加し、次年度には審査員としてプログラムの審査にご参加いただけることになります。
教育機関の教員の方は、審査が第三者ピアレビューであることを理解していただき、審査員としてのご協力をお願いします。
審査員となるための具体的な手順は以下の文書をご覧ください。